スクールディレクターです。今回は、2017年12月に、市内のライブハウスでスクールのイベントを行ったので、『ライブのリハーサルをどのように行うか?』をチェックしてきました。様子を詳細にみていきましょう。
登場するバンド
今回もp+luck内のバンドRENDY’Sが協力してくれました。メンバーはぶろぐにも登場するいつもの4人(代表・Dさん・サッサン・菊田先生)です。少しハード目のロック曲を披露します。
リハーサル音づくり・セッティング
ここでは、ライブ時のセッティングを紹介。エフェクターやドラムセッティングをチェックします。
ギターボーカル
ギターボーカルは代表がおこないます。ギターは曲調にあわせ、エレアコからテレキャスにチェンジ。
使用アンプがローランドJCなので、より攻撃的な音色にするため、ボスOD-3(オーバードライブ)をチョイス。ドライブ量はハコの出音によって上げます。左側にあるのはチューナーです。接続しておくと常にチューニングできます。
リードギター
リードギターは菊田先生が行います。ビブラートやディレイはBOSSを。音色を変えるのには、エレハモ(electro-harmonix)のロータリースピーカーシミュレーターを(オルガンに使われるスピーカーをシミュレート)。
デラックス版では、アタックとサスティンの調整が可能です。ロータリーファストにすると音が揺れるので、slow中心でセッティングするのもバランス的に良さそうです。
ベース
ベースはDさんが行います。アンプヘッドとマルチエフェクターは持ち込みです。音で叩くのを狙っているそうです。アンプヘッドのイコライザが細かく調整できるので、家でセッティングして持ち込みます。ハコに合わせて、リハーサルで微調整をします。
また、歪み系などはマルチエフェクター(BOSS GT-10B)でコントロールします。パッチ名にエクストリームディストーションみたいな名前がついています。出音が強いものは、事前にPAに伝えておきます。
ドラム
エフェクターはないですが、サッサン的には『目をつぶっても叩けるようにセッティングする』とのことです。また、コーラスのマイクもあるので、被りを気にしつつ、首を少し動かして歌える位置に置きます。
サウンドチェックにて(モニター環境など)
全員セッティングが済んだら、サウンドチェックに入ります。この段階でモニターなど調整します。演奏しやすくなるモニター環境は、ここで調整するので、ライブ成功の為には、重要な過程といえます。
ドラムに返す
ドラムのサッサンは歌もやるので、『コーラスをモニター』できるようにします。また、ベースを多めにもらいます。
ベースに返す
ドラムをモニター強めにします。ハイハットをもらうと演奏しやすそうです。
ギターに返す
リズム隊を中心にモニターできるようにし、演奏中に曲を見失わないようにします。また、リバーブ成分を返しで確認するのは、菊田先生独自のポイントです。
ボーカルに返す
自分の声のモニターを、PAと細かくやりとりをしながら、調整します。ここは大きすぎると歌いにくいし、小さすぎると確認できないので、特にやりとりが必要です。
まとめ
実はライブリハーサルでもいろいろとチェックするポイントはあります。練習は事前のスタジオでがっちり固めておいて、リハーサル時には『演奏しやすいモニター環境チェックや、ハコに合わせた音づくり』ができると、聴き手にも演奏者にも印象に残るライブができると思います。