初めてのバンドレコーディング!流れ・手順などはどうなっているの?

代表・スクールディレクターの米谷です。今回は、スクールで結成されたバンドが、初めてのレコーディングを行うとのことで、取材をさせてもらいました。『レコーディングってどんな風にするの?』『作業の流れ・手順は?』などを確認していきましょう。

今回登場する方々

レコーディングするバンド・Y’S


リズム隊のayさん、Yさん・ギターボーカルsuさん・以前pluckインストラクターをされていたやっさんの4人組(現在は3名)のロックバンドです。やっさん以外の3名は、これを行った段階では、バンドレコーディングが初めてとのことです。

エンジニア・はるぴょん


以前代表のCD作成でお世話になった、エンジニア磯村さんの、アシスタントをされているエンジニアです。今回のレコーディングでは、彼女がディレクションを行います。

初めてのレコーディング!流れはこんな感じ

まずは、楽器のセッティングを行う


さっそくレコーディング準備に取り掛かりました。まずは、楽器(ドラム)セッティングを行います。他バンドにてすでにレコーディング経験がある、RENDY’Sのドラマー・サッさんが手伝ってくれました。

ドラム&ベースレコーディング


一発録りを行わない場合、まずは、リズム隊(ドラム・ベースなど)を録音します。なぜかというと、曲の土台になるからです。ドラムはayさんが担当します。先ほどブース内にセッティングしたドラムを使用。


ベースはYさんが担当します。パンチイン・パンチアウト(途中の気になる箇所を修正する録音)なしで、イントロからアウトロまでしっかり弾きこなします。パンチインしないことにより、ノリに統一感が出ます


自身のレコーディングが終わりホッとした表情のayさんとYさんです。初レコーディングとは思えないこだわりで仕上げてくれました。担当楽器の収録後は緊張したけど、やはりたのしかったとのことでした。ここでリズム隊のレコーディングが終了。

バッキングギターのレコーディング


休憩を挟まずバッキングギター収録に入りました。suさんが担当します。マルチエフェクターで音作りし、レコーディングシステムに接続します。パワーコード、オープンコードと使い分けるパートをパンチイン、アウト無しでどんどん入れていきます。


気になった箇所もあったようでしたが、ここが自身の実力として戒めにもしたsuさん。やはり男らしく潔良いです!!!

リードギターレコーディング


ここでリードギター入れになります。やっさんが担当しました。良いテイクと思いきや何回も納得するプレイを求めます。自分に対する厳しさ、妥協を許さない精神でリーダーらしい良質のテイクを次々と叩き出してくれます。

ボーカルレコーディング


食事休憩後は、suさんがボーカル録りを担当します。ボーカルレコーディングルームに入り、オケと自身の歌メロディーのバランスを図るsuさん。ここで、ヘッドフォンの音を聴きながらエンジニアとやり取りをして、歌いやすい音量に調整してもらいます。

ボーカルパートを2テイクにて終了しました。本人曰く「現時点の自分の実力なので、あきらめます」との潔いコメントでした。数テイクのうちに勝負を決めるのも、レコーディングが長引かないようにするコツです(長いと疲弊してくる)。

コーラスレコーディング


コーラスパート担当はドラムのayさんです。完成度が高かったので、サクっと録り終わりました。ここで全パートの収録が終了。

ミックス


録音後は、エンジニアのはるぴょんがミックスを担当します。作業内容は『各楽器の音量バランス調整・イコライザーやエフェクト処理・ノイズカット』など、多岐にわたります。ここで整えて、完成データを渡します。

その後・まとめ


全工程が終了。Y’Sのみなさん、お疲れ様でした!
完成したCDは、教室にて希望者に配布となりました。きちんと音源を作ると、聴いてもらえる機会が増えるので活動に効果的です。また、レコーディングで録音した自分のプレイを客観的にチェックできたりするので、上達にも役立ちます。

ぜひこの手順を参考にしつつ、バンドレコーディングにも挑戦してみてください。